墨田区議会議員候補
変える、性差別社会。墨田区から、はじめよう。

地方議員には関係が無い、職掌範囲ではないと思われることもあるかもしれませんが、私の考え方の一端を知っていただければと思います。なお、上の4項目は笛美さん*のSNSでの投稿を元に作成しています。

*私は笛美さんのInstargramの投稿をよく見ていて、その問題意識は共感するところが多く、勇気づけられたり、憤ったりしています。なお、Twitterで笛美さんの投稿を見るときはいわゆるクソリプがあるので要注意です。

オッサンでは無い

わたしはオッサンにならないように気をつけています。もしかしたら数年前までオッサンであったのかもしれないと戦慄もします。以下の言葉を胸に刻んでいます。

「ここでいうオッサンとは、中高年のオヤジのことではありません。自己チューでオレサマ度が高く、オンナコドモや立場の弱いひとを差別する、想像力がなくて鈍感力の高いひとを言います。年齢も性別も問いません。」
上野千鶴子『女の子はどう生きるかー教えて、上野先生!』(岩波書店/2021)45ページ

自分がもともとオッサンとは距離があったとも思いつつ、どこまで想像力を働かせられていたか不安になります。一方で、いかに政治や経済、メディアの分野でオッサンが幅を利かせているのか、思わずにはいられない日々です。性別役割分担が当然のように、異性愛を前提に、健康な身体を持つ人を基準としているような社会はとても息苦しい。わたしは身体の性が男性でこころの性とふるまう性も男性寄り、異性愛者で性別違和を感じたことはありませんが、オッサンにはならないように、学んで、考えて、行動していきます。

選択的夫婦別姓・同性婚に賛成

G7で日本だけが認めていない、各種報道・調査機関のアンケートで圧倒的に賛成の声が大きい選択的夫婦別姓・同性婚について私も賛成です。

「苗字を変えたり、仕事を変えたり、どうして女性ばかりがしなきゃいけないんですかね」
わたしが聞いた言葉

これはボランティアで一緒に活動した方がふと漏らした言葉です。わたしは絶句してあいづちを打つことしかできませんでした。この言葉が出てきた文脈として、フェミニズムやジェンダーについて、お互いの生活やおすすめのカルチャーを話していたというのがあります。
わたしの妻も旧姓を通称として使用していますが、セキュリティ上、戸籍上の氏名ではないと入れない場所に行くときに難儀するそうです。現在95%が夫の姓になっていることから、離婚した場合に改姓するという不利益を被るのはほぼ女性です。選択的夫婦別姓は即時導入すべきだと考えています。

「うちの店の店長は、お客さんに自分のこどもやおくさんの話をするよ。なんで俺だけじぶんと一緒に住んでる人の話を誰にもしちゃいけないの?」
よしながふみ原作ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京/2019)第1話

これは登場人物のケンジがパートナーのシロさんにいうセリフです。
LGBTQ+の方は日本では10から13人に1人という調査結果があります。そんな時に「わたしは今まで会ったことがない」という言葉がどれだけ暴力的なことか。カミングアウトをかならずしなくてはいけないわけでは無いですし、もし明らかになったときに自分が直面する差別の嵐を考えると言えなくなって当然だと思います。性自認と性的指向に関わらず、あなたはあなた、わたしはわたし。アロマンティック・アセクシャル*というジェンダーもあり、結婚が全てとは思いませんが、異性婚が認められているのに、同性婚が認められないことは本当に差別です。同性婚は即時導入すべきだと考えています。*「アセクシュアルは、他者に対して恋愛感情も性的感情も抱かないセクシュアリティです。他方で、アロマンティックの人は他者に恋愛感情を感じませんが、性的感情は抱くことがあります。つまり、アロマンティックとアセクシュアルの違いは、「他者に性的欲求を抱くか抱かないか」にあります。」株式会社JobRainbow『JobRainbow MAGAZINE』アロマンティックとは?【恋愛感情と性的感情は同じじゃない】

旧統一教会と関係は無い

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係は一切ありません。またほかの宗教団体との関係もありません。わたしは完全無所属で、政党、宗教団体、地域(町内会など)と距離を置いています。当たり前ですが、信教の自由があり、個人の信仰は尊重すべきです。わたしは実家が浄土真宗東本願寺派、カトリック幼稚園に通い、神道が必修の大学を卒業して、墨田区で神輿を担ぎ、銭湯を借りた人前式で結婚を誓いました。ムスリムや新宗教の友人がいて、クリスマスを祝い、初詣に行く。そしていわゆる宗教2世の方の苦しみにも想いを馳せ、国レベルでの対策を望んでいます。

改憲派ではない

いま憲法を変えるべきだと考えていません。他にも優先すべき課題があるのではないかとの思いがあります。強固に9条を守るべきという主張ではありませんが、自民党の改憲草案には反対です。そして、いわゆる草の根の保守運動、日本会議をはじめウルトラナショリズムの団体とは関係はありません。